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【人生の岐路】内定をもらったのに妻に断念させられた話

今回は、内定をもらったのに妻に内定辞退させられた話をします。

私は公務員です。公立病院で働いており、副業が禁止されています。

私の夢はフリーランスになることです。リベラルアーツ大学に影響を受けました。

公務員のままでは、フリーランスになるための活動が非常にしづらい

例えば、副業。言わずもがな、公務員は副業を禁止されています。

知名度が高まってきたリベラルアーツ大学。

職場の人間がいつリベシティに入ってくるか、わかりません。

自分の存在に気づくか、わかりません。

自身の職場での居場所がなくなりつつあるのも転職を決めた理由です。

数年前、月の残業が100時間に迫るような部署で勤務し、そこでの過酷な労働に絶えられず異動を申願い出ました。

それがきっかけで「昇進させられない人物」とレッテルを貼られました。40手前にして、管理職にはなれず、マネジメント経験が得られていません。

しかし、当時の私にとってそんなことはどうでも良かった。

毎日午前様のような労働を強いられ、時間外や休日に仕事をこなすため残業していても、めんどくさい上司や同僚に新たな業務を上乗せされる。そんな職場環境が多大なストレスとなっていたのです。

「あいつは仕事ができない」陰口を叩かれるたび、仕事のやる気をなくす。作業効率が落ちる。やることが溜まる。帰宅が遅くなる。平日やってもいらんことをごちゃごちゃ言われるし仕事が増える一方だし。休日出勤してやろう。で、休日が潰れる一方。

やってもやってもタスクが終わらない日々。

にも関わらず「残業するな」「定時で帰れ」と言われる始末。

それを言う上司には期限の迫るような業務はなく、権力もあるため自分本位のスケジューリングができ、ゆとりある働き方ができる。

そんな上司にごちゃごちゃ言われる状況も耐え難いストレスでした。

自分は相当な田舎に住んでいます。妻の勤務地や子どもの学校区の事情があり、現居住地を維持することが転職の条件でした。現職の公務員の待遇を上回るような民間企業は周囲に存在しません。

そんななか、たまたま契約していたリクルートエージェントで、地元の企業が求人を出しているのを目にしました。

製造業の人事労務職。

現職が病院事務職であるため、職種を維持しての軸ずらし転職が可能でした。

しかし、この仕事が向いてないと感じていました。

なぜなら、ミスを頻発してしまうからです。

自分では頑張っているつもりでも、悪意がなくても、ミスが生じてしまう。

いったんミスが生じると、周囲がこそこそ陰口を言う。

それを意識するとさらなるミスを誘発する。

場合によっては私のミスを複数人がカバーし、取り繕う。

そうなると自分ひとりだけの意志では帰宅することができず、空気を読まねばなりません。

ひろゆきさんがYouTubeで視聴者の質問に答えているのを偶然見たことがあります。

業績が収益に直結しづらい事務職にあって、人事評価基準は、ミスをしないこと。

私にとっては、相当な苦手意識があります。

新天地でもこの苦手を克服することは難しいように感じました。

今回の転職にあたり、価値観マップやモチベーショングラフ、TCL分析で自己分析を進めた結果、私は何かを発信する仕事が好きなのではないか、と考えました。

誰かと意思疎通を図ったりコミュニケーションを図ったり。

しかし、その職種でキャリアを築けていない私にとって、40手前まで積み上げてきた事務職同等の年収を提示してもらうことは不可能でした。

異職種異業界の転職で、現職と同等の年収まで持っていくのは至難の業ですね。

年収アップ、キャリアアップ転職、という意味では、20代の転職は大事。方向性を固めて置かなければならない。

しかし、キャリアに一貫性のない転職も、私はありだと思うんです。

そのときどきでやりたいことは変わる。やっていたことにあとから興味が湧いてくる。

田舎住みの私にとって、発信する仕事、と軸を定めても、選択肢が思うようにないのが現状

加えて、年収維持を目指すのであれば、軸ずらし転職しか選択肢がありませんでした。

今回私が見つけた企業は、そんな数少ない田舎での年収アップ転職が見込める企業。

居住地からも近く、通勤時間も現職より短くなります。

企業調査のためホムペ中心に情報収集していましたが、業界ではかなり勢いのある企業でした。

正直、製造業に興味はありませんでしたが、会社のなかで現職からの軸ずらし転職ができるという意味では、かなり魅力を感じました。

これまで約3年、数多のエージェントやサイトに登録して転職活動してきましたが、本腰入れて動いたのはこれが初めてでした。それだけ「現居住地を維持して現年収以上の転職先を探す」を田舎で実現するのは困難なことだったのです。

良い子ちゃんぶって内定をとっても、苦労するのは入社後。

家族のいるなかで、失敗=ジョブホッパー化は許されない、という思いがあり、本心に忠実な質問を多々、面接官に投げかけました。

「人間関係は良好か」

最終面接で「正直、現職からのエスケープ先に当社を選ぶのなら、おすすめしない」と、釘を刺された。

マネジメント経験がなければ、求人どおりの年収を出すのも難しい、とも。

ただ、「それを踏まえて当社に入ってきてくれるのなら、責任持って面倒見る」と言ってもらえた。

「事業展開が目まぐるしく早い。業績が10年前と比べて30倍ぐらいに伸びている。」

「常に新しい提案が求められる。でも楽しいですよ。」

そんな言葉に強い魅力を感じた。

年収要件も大事だが、今後のフリーランスに向けてマインド面を変えていくために、現職である公務員で耐え忍ぶよりも得られるものが大きいと感じた。

年収は60万減。だが私自身は許容できる範囲だと思った。業績に応じて年収アップが期待でき、1000万プレーヤーはごろごろいるらしい。

妻は、選考が進むにつれ、反対の意志が明確に態度に出始めた。

最初は「いよっ、工場長!」などと転職先を小馬鹿にした発言のみ、であったが、1次面接を通過したあたりから「本当に転職するん?」と言い出した。

当初、副業で実際に収益を得始めたとき、公務員が処分されたというニュースを目にして、「副業は公務員を転職してからしてほしい」と言っていたにもかかわらず、だ。

実際に転職しそうになったら、転職をやめてほしい、なんてありえない。

内定をもらったことを告げると、「おめでとう」もなく、「どうするん?転職するん?」のひと言。

個人的に、転職に覚悟を決めつつあった

正直、社会人として15年以上働くなかで、自分自身がどの組織に属してどんな上司、同僚のもとで働いても、うまくいかない実感があった。サラリーマン自体に向いてないと感じていた。

そのため、ひとりで自分のペースで勤務ができるフリーランスに憧れを抱いていた。

しかし、一念発起しての「フリーランスなります!」は妻が許してくれなかった。

両家の親も安定志向が強く、反対されることが目に見えていた。

そんな背景も相まっての「転職」であった。

どこかの組織1社にとどまり続けても、自分の特性的に大成せず、ストレスに耐えながら毎日を過ごさなくてはならない。

そんなくらいなら、定期的に転職を繰り返して新天地で心機一転するほうが、自分の性格に合っていそうだった。

幸い、面接は得意である。

自分の強みを3割増ぐらいには相手に伝えることができる。

案の定、今回の企業からも合格を勝ち得ることができた。

あとは家族のバックアップがあれば、前に突き進んでいける状況となっていた。

懸念する人間関係は入ってみないと実際どうなのかはわからないが、それはどこの企業も同じ。

確実に言えるのは、現職よりもモチベーション高くとびこんでいけるということ。

しかし、実際は転職をあきらめた。

原因は、妻の頑ななマインドブロックによる転職自体を促す言葉の数々だった。

妻が事前に言っていた、「副業は転職してからにして」は虚像だった。

転職が現実味を帯びるにつれ、

「絶対に公務員のほうが良い」

「民間企業を見てきたからわかる。民間のほうが絶対にしんどい」

「あなたでは続けられない」

こんな言葉を浴びせられた。

しまいには、ちょっと話を聞いた1,2人(姉や友人)の話を持ち出し、それをさも世間一般の意見とでも言わんばかりに、

「(企業名)は不倫が多い」「いい噂を聞かない」と頭ごなしに否定する始末。

私が志望先を知る知人に聞いたポジティブな話(その企業の将来性)についてなど、聞く耳も持たない。

私は志望先の魅力を伝えようと、ホームページ二記載してあった事項を伝えようと試みるも、はなから聞く耳を持っていませんでした。

最終的に、妻の方から「転職をあきらめるのなら」という、私にとって有利な条件提示がいくつかあった。

例えば、「リベ活は好きに行ったらいい」「このまま公務員にとどまって3000万貯まったら好きにしていい」など。

この話し合いから約1ヶ月たった今、この記事を書いているが、早速「当初の話と若干温度感ちがくない?」ってことが出てき始めているので、誓約書作ってサインさせてたほうが良いんかな?

いたずらに3000万到達まで耐え忍んでも、その後フリーランスで稼げる保証はまったくない。

フリーランスで稼ぐために、副業を伸ばす努力をしなければならない。

私が志望先の役職者に聞いた話では、そんな残業することはない、ということであった。

時期や部署によっても異なるが、現職の月100時間に及ぶ過酷な労働環境と比べると、期待が持てた。

転職を急ぐ理由としてはもうひとつあった。

音を上げて部署異動を懇願し、業務負担の軽い病院事務へと異動することができた。

人間関係も良好で、持論だが仕事の激務加減に比例して人間関係は殺伐とするのだと感じる。

いち事務職員(平社員)である私の意見にも、ほとんどの人が耳を傾けてくれる。

そんなこんなで、内定を辞退した。自体せざるを得なかった。

今後は、現職にとどまったことが正解なのかどうかを検証する発信をしていきたい

ストレスに耐え忍ぶ無益な4年間を過ごすことなく、人生を無駄にすることなく、自身のマーケットバリューを高めるための4年間にしたい。

忙殺される日々にも活路を見出し、陰口や叱責、パワハラやモラハラ、フキハラの横行する職場を面白おかしく表現してとらえたい。と思う。

攻めの姿勢が活路を見出す、と思っている半面、あと4年、なんとか逃げ延びて、心身を病むことなくフリーランスに転じたい、とも思う。

先日、勤務調査票の回答を求められ、「現職場で引き続き勤務したい」に◯をした。「妻が交替制勤務であり、協力して子守をする必要があるため、残業および休日出勤の少ない職場で勤務したい」と書いた。

悩んだ挙げ句このように書いたが、正解かどうかはわからない。

私の職場の部署異動頻度は平均3年であり、私は既にライトな部署に居座って、次の3月で丸4年が経とうとしている。

おそらく、予想ではあるが、このまま現ポジションにとどまれば昇進はないだろう。

しかし、積極的に異動したからといって昇進するかどうかはわからない。

すでに40代なかばで昇進できずくすぶっているおじさんおばさんが数名いる。同じ路線に乗っている感は否めない。

後輩に役職を抜かれる可能性がある。そうなると肩身が狭くなり、職場内にいづらくなる。

そのあたりを総合的に考えると、今回の内定が転職のベストタイミングだったと言わざるを得ない。

加えて、志望先は拡大フェーズにあり、波に乗っている。

つらい部署に戻って認めてもらえるよう前向きに努力するよりも、新天地で心機一転、周囲からも期待のまなざしで見てもらえる転職の環境のほうが良いのではないか、と思った。

しかし、後の祭り。というか、妻の頑なな反対の姿勢を踏まえると、選択肢は現職に残留して4年耐え忍ぶしかなかった。

妻は年収の約60万減、を転職反対の理由のひとつにしていた。

これは客観的に年収の現状維持またはそれ以上が望めない、反対に事足りる理由として、これを出されるとぐうの音も出ないのだが、妻の本心は「あなたのこれまでの勤務態度では絶対に民間企業で続けられない」ということであろう。

妻に理解がなかった。

現在の私をとりまく状況として、現職にとどまって主体的に目の前の業務をこなす以外にない。

がんばろうと思う。

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