内定をもらった企業を妻に断念させられました。
今回はその一部始終をご紹介します。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- 転職の条件を事前に配偶者としっかり話し合っておくことの大切さ
- 田舎で行う転職活動の体験談
内定をもらっても、配偶者との方向性のすり合わせが不十分だと、あとで頭を抱えることとなります。
事前の話し合いの大切さをご理解いただき、私のような失敗をしないよう、参考にしてもらえると幸いです。
現状とフリーランスへの夢
私は現在病院事務として勤務するアラフォーです。
リベラルアーツ大学の影響を受け、長年閉塞感を感じながら働いているサラリーマン生活におさらばして、より自由度の高いフリーランスに転身したいという夢を持ちました。
フリーランスの足がかりとすべく、リベシティに加入して副業に着手しているところです。
しかし、現職が副業禁止であることから、事業を伸ばすための活動に閉塞感を持っています。
具体的には、知名度うなぎのぼりのリベシティに同僚や上司が流入し、自身がバレてしまうリスクに対し、不安と焦りを抱えていました。
転職の背景:職場環境とストレス
ではなぜ、フリーランスになりたい私が転職活動をはじめたのか、ご説明します。
2020年、私は月100時間近い残業が常態化している部署に配属されました。
そこでは、人事業務に携わっていましたが、業務量に対して明らかに人員が少ない状況。
私の配属前年まで6名いた正規職員が4名に減らされたにもかかわらず、業務量が据え置かれるという、非人道的な措置が講じられたのです。
「人事課は制度を考える部署だから、実務は現場に振ればいい」
そんなトップの思いつきで、人員削減は断行されました。
聞いた話では、
「残業が常態化する部署は、もっと人を減らせばいいんや!そうすれば自ずと業務効率化し始める」
と、言っていたとかいないとか。
口で言うのは簡単ですが、現場に業務移管する具体的なお達しはなされないまま、新年度がスタート。
現場は現場で人数が変わらないなか、業務移管も急転直下に行えるわけがありません。
実際は簡単に業務移管できるはずもなく、業務量はさほど減らない状態で人数だけが減らされました。
にも関わらず「残業するな」「定時で帰れ」と言う上司。
上司は大した業務を任されることもなく、期限も責任もないような業務で時間を潰し、定時帰社します。
私はというと、平日は残務をこなすために残業しても、上司や他部署の人間から別の業務を依頼されることが多く、また人の陰口や雑談も気になり業務効率が悪いため、残務を持ち帰ったり休日出勤する日々が増えました。このような状況により、私は心身共に疲弊していきました。
過酷な労働に耐えかね、私は部署異動を願い出ました。
異動希望が叶い、2021年から晴れてライトな病院の事務業務に従事することととなった私でしたが、その決断が引き金となり「昇進させられない人物」のレッテルを貼られています。
実際に、38歳の現在も管理職にはなれていません。
現在のライトな部署はアットホームな雰囲気であり、職種の垣根を超えて連携の図りやすい環境です。
こちらの話に耳を傾けてくれる人が多く、報連相のしやすい良好な職場です。
そのため、ここにとどまり続けることができれば、腰を据えてフリーランスの土台作りができますが、現実はそう甘くはありません。
我が社は約3年に1回、部署異動があり、2024年度末で丸4年が経過する私にとっては、かなり高い確率で部署異動が待ち構えているのです。
部署異動は、高確率で激務の部署への異動を意味します。
この状況を回避しようと、3年前から始めていたのが転職活動でした。
転職活動〜田舎の厳しい現実
昇進できなければ後輩に追い抜かれ、肩身が狭くなる。
仮に昇進できたとしても激務が待っている。
このような背景のなか、私は転職を決意しました。
フリーランスへの転身がいちばんの願いでしたが、稼ぐための力が何も身に付いておらず、周囲の理解も得られなかったため、現実的な選択肢ではありませんでした。そのため、
転職し、心身ともに健康な状態でフリーランスになるための準備をする
これを目標に掲げ、転職活動を始めました。
現在住んでいる地域は田舎ですが、妻の勤務地や子どもの学校区の関係上、求人の多い都会への引っ越しは難しい状況です。
このため、地元での転職を基本線に2022年より転職活動をスタートさせました。
しかし、田舎には公務員の待遇を上回る企業が少なく、転職活動は容易ではありませんでした。
そんな中、リクルートエージェントで地元の製造業の人事労務職の求人情報を発見したのです。
待遇面も現職と遜色ないもの。
さらに仕事内容も現職と同じ事務職であったため、私は軸ずらし転職が可能と考え、応募を決意しました。
面接、そして内定:手にした選択権
約3年間の転職活動を経て、本腰を入れて挑戦したのは今回が初めてでした。
面接試験の過程で企業訪問があり、そこで私は、志望先の人間関係や働き方について率直な質問を投げかけ、懸念点を払拭させていきました。企業側も私の質問に対し、誠実な回答をくれました。
私のあけすけすぎる受け答えによって心情が見透かされてしまったのか、最終面接で役職者から、「現職からのエスケープ先に当社を志望しているのなら、お勧めしない」と釘を刺されました。
加えて、マネジメント経験のない私に求人票通りの年収を出すことは難しい、と言われました。
ただ、「それでも当社を志望してくれるなら、責任を持って面倒を見る」と、最終面接中に半ば内定とも取れる発言をいただくことができ、後日無事に内定を勝ち取りました。
事前告知通り、年収は現職のそれよりも60万円減となったものの、私は新天地への転職の道が開けたことに胸踊らせたのです。
妻の反対〜転職断念
しかし、妻は内定を喜んではくれませんでした。
すでに選考途中から、妻の態度は明らかに後ろ向きだったのです。
もともとは、副業禁止の現職で報酬を得ていた際、「バレたら怖いから副業するなら転職してからにして」など、私に条件を課しており、私は妻が間接的に転職活動を応援してくれていると認識していました。
なのに、今回の志望先の選考が進むに連れ、妻からは拒絶反応を示されるようになりました。
製造業、という業界に偏見があるのだと思います。
最初は「いよっ、工場長!」など、私を小馬鹿にする言動を繰り返してやる気を削いでくる程度でしたが、最終的に内定を勝ち取ったことを告げると、泣きながら「現職にとどまってほしい」と主張してきたのです。
表向きの理由は「年収が落ちるから」「あなたに続けられるとは思えないから」でしたが、内情は現職のネームバリューだったのでしょう。現職の方が安定しているからとどまってほしい、という心境が透けて見えました。
度重なる大喧嘩の末、私は内定を辞退しました。
内定を諦める代わりに、妻からいくつか私にとっての好条件が提示されました。
例えば、「リベシティのオフ会は好きに行って良い」「家庭の資産として一定額が貯まったら、そのあとはフリーランスになって良い」というものでした。しかし、そのときになって翻意されないか、漠然とした不安が残っています。
現職で生活をするなかで、「やる気がない」と陰口を叩かれることがあります。
私は一生懸命に取り組んでいるつもりですが、そのような本意ではないことを言われると、本当に嫌な気持ちになります。「だから転職しておくべきだったのに」と妻を恨む気持ちが反射的に沸いてきてしまいます。
この記事を読んでくださっている皆さんには、転職前に綿密な方向性の確認を配偶者および家族と行っておくことを強くおすすめします。
特に田舎住みの場合、選択肢が限られています。
時に現年収を維持できない可能性がありますが、居住地の維持を優先する場合にはある程度許容してほしい旨、今後の頑張り如何で現年収に追いつき追い越すこともできる点など、転職先の条件面はしっかりリサーチして、冷静に説明し、一時的な年収減の同意が得られるようにしましょう。
現在の状況&今後の展望
最終的に転職を断念した私は、現職に留まることを選びました。ただし、フリーランスに向けた提示条件である資産◯円の到達までを単なる忍耐の期間にするのではなく、マーケットバリューを高めるための時間にしようと決意しています。
現職のストレスは依然として強大であり、4月からの生活が思いやられますが、置かれた環境で業務に注力し、一定の評価を得ながら主体的に取り組める活動を見つけ、自分のスキルや経験を磨いていきたいと思います。家庭の事情を尊重しつつ、将来的にフリーランスとして独立する夢を諦めず、準備を続けていきます。
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