リベシティ公式の転職サポート、前回の記事で深掘りした自分軸をもとに、各エージェントの希望条件をアップデートするよう助言いただきました。
放置気味のエージェントに対し、こちらからアクションを起こすことになったわけですが、むやみやたらに面接アポをとれば、バッティングする可能性がありますし、スケジュールを管理するのも大変になります。ましてや、仕事をしながらの転職活動であれば合間を縫って調整しなければなりませんので、なおさらでしょう。
今回、そんな転職活動の進捗状況、現在地を体系的に網羅して管理するツール【応募管理シート】を、公式サポーターさんから提供いただきましたのでご紹介します。
この記事を読めば応募管理シートの使い方を理解できると同時に、自身で定めた「転職の軸」を再認識し、アップデートすることができます。
結論 応募管理シートの使い方・転職エージェントとの関わり方
・転職活動状況がひと目でわかるシート
・横軸に試験の進行状況(書類選考から最終面接まで)と自己採点・フィードバック欄
・縦軸に受験企業名
・一度に選考に進める企業は5社までに絞る
・エージェントのノルマが月末締めであることが多く、内定承諾を急がせる傾向にある
応募管理シートの使い方
同シートをなぜつくるか、というと、転職活動の状況をひと目でわかるようにするため、です。
並行して複数社受験する場合、面接の進捗状況や会社概要、話す内容がごっちゃになり、混乱を招きます。スケジュールもバッティングするリスクがあり、活動状況を一元化して閲覧できるようにしておくことが効果的なようです。
スプレッドシートの横列に面接試験の進捗(1次、2次、最終)、縦列に受験中の社名を列挙していきます。
各先行フェーズごとに応募先(企業・求人)に対して点数をつけ、理由とともに記録していきます。
選考を通じて、応募先に対して興味関心度、志望度が変わるのは当然のことであり、だからこそ、なぜ志望度が上下したのか、きっかけを記録しておくことが大切だそうです。
それこそが、自身が転職先を選ぶうえで潜在的に意識していること=軸である可能性が高いとのこと。
確かに、必要に迫られてイメージしながら自分の必須条件を並べるより、実際に入社を決めるか、決めないか悩んでいるときの方が、大切にする条件の本質が見えてきそうですね。
内定後、承諾するまでの期間は非常に短いもの。一般的に、新卒に比べて狭き採用枠の第二新卒、経験者枠は、企業にとっても補欠合格者に切り替えるかどうかの判断を下す必要があり、返事を急がされます。
不安なことがあれば、内定承諾までの期間で払拭できるよう努力し、企業側に確認。
逆に、良いと思った条件は、みせかけではないか?一時的なものではないか?という疑いの眼差しを持っておくことが大切だそうです。
【リベシティ公式サポート】では、応募管理シートを共有し、アドバイスを求めることができます。
好条件だと独りよがりな考えに陥っていないか、冷静に第三者目線から見ていただけるので、ありがたいですね。
加えて、転職サポーターさんの専門知見から、対象企業のメリットデメリットをご教示いただける場合もありそうです。
応募の注意点
応募のポイントは以下のとおりです。
・エージェントはできるだけまとめる(その後の日程調整や条件交渉が進めやすいため)
・及第点(60〜70点)が取れている求人だけに応募する(自分の主観で求人に点数をつける)
「そもそも100点満点の会社はない」これは肝に銘じておくことだと感じました。
求人票の内容だけでなく、面談や面接を経て企業の印象を決める意識をもつことが重要だそうで、現段階では最低限のポイント(自分が設定した転職の軸)が抑えられていればOKとのことです。
・1度に選考に進めるのは3〜5社程度に留める
仕事をしている人が有給を使って1日に面接できる数の上限は4社がせいぜい。
エージェントが求職者に伝える、一般的な書類選考の通過率は10〜15%、だそうです。
・できるだけ内定出しが同じ時期になるようスケジューリングする
内定が出てから一社に決めるまでの期限は一週間〜10日しかないようです。
そのため、同時期に複数の内定がもらえるようスケジュール調整し、複数社のなかから意中の企業を選択する作業が注力できるようにしましょう。
求職者のことを考えてくれるエージェントなら、任せておけばそのようなスケジューリングをしてくれますが、そのあたり考慮してくれないエージェントもいるため、自身でスケジュール管理はしておくように、とのことです。
「幸せにならない転職はしなくていい」
「エージェントにあなたの人生の主導権を握らせてはいけない」
「自分の意志、価値観、軸に沿って判断するように」
結びの文中で、転職エージェントと関わるうえで気を付けるポイントをアドバイスいただきました。
転職エージェントもあくまでビジネスなので、企業に求職者を数多くマッチングできれば収入に直結しますし社内評価も上がります。
特に、月末になると営業締め日の関係で、クロージング(「内定承諾しましょう。この企業に決めましょう。」)の動きが露骨になるようです。
そんなときこそ自分を見失わず、自分の軸に沿った転職かを冷静に判断する必要がある、ということですね。
コメント