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【面談レポ】初めての企業さんに、僕の心は揺れ動いてしまったわけで

ビズリーチを介してとある企業様からプラチナスカウトいただきました!

面談を行いましたので、この記事ではそちらの内容をご紹介します。
これから企業面談を行う方へ、ひとつの参考例にしてもらえると嬉しく思います。

なお、プライバシーの観点から、社名と会社情報は伏せます。

目次

この記事でわかること(時間がない人向け)

この記事では以下のことを話します。

・ゼネラルな経験でフルリモートを掴むのは難しいが、仕組みによってはワンチャンある
・年齢のアドバンテージは実在する(30代でプラチナスカウトをくれる会社に、50代は自ら売り込む)
・疑問には蓋をせず、質問する
・価値観の乖離を隠しても入社後苦しいだけなので、良い子ぶらずにカミングアウトする
・飲み会などのイベントは極力減らしたい(筆者のひとりよがり論)

面談までの経緯

ビズリーチのプラチナ会員に登録して数日、とある企業さんからプラチナスカウトをいただきました。

企業概要は、コンサルティングからシステムの企画、設計、開発、保守、運用まで、幅広く事業展開したトータルソリューションを提供する会社で、従業員数は50〜100名規模の会社です。

今回の採用は、管理部の体制強化に向けた採用活動をされている、とのこと。
現在は面談ご担当者様を含む2名体制で管理部を回しておられ、総務、経理、人事業務を担っておられるそうです。

多くの領域で広く浅く、幅広い知識を持っている人のことを総称して「ゼネラリスト」と呼びますが、今回の企業様はゼネラルな職務経験を持つ求職者にスカウトを送っておられるようで、まずはざっくばらんに電話面談どうでしょう?というお誘いをいただきました。

プラチナスカウトを受けた私の反応は、「きたきたーーーーーーっ、いいじゃあ〜ん」
でした。

異職種異業界に憧れを持っている筆者。
今回の案件は異業界、とりわけ関心のあったIT系、ということで興味が湧き、加えて現職のゼネラルな経験も買ってくれている、というので、私の安っぽい自尊心はコチョコチョとくすぐられ、伸びた鼻の下で面談希望の返信をする運びとなりました。

現在14年あまり総務、人事、財務といったゼネラルな業務を経験してきた私ですが、特筆すべき専門性を語れない自分がいます。今回ご紹介を受けた同業務は、職種は現職同様にゼネラルな業務ではあるものの、業界が変わるため、ゼネラリストとしての深みが増す→マーケットバリューが上がるんじゃないか、と踏んだのです。

ただ、私には最優先とすべき転職条件があります。
それはフルリモートで働けるか否か。

今回の企業様は所在地的に、出社は厳しい状況。
なので、フルリモート可能かどうかをメールで事前質問しました。

回答は「否」。
希望を出せば最大週2日でリモート業務が可能ではあるものの、やはりフルリモートは難しい、との回答でした。

この時点で条件がマッチせず、転職活動は暗礁に乗り上げてしまいましたが、にもかかわらず先方のご担当者さんが、「それでも情報交換を軸に、肩肘張らず面談しましょう」と言ってくださったので、ご厚意に感謝しつつ面談日時をすり合わせ。
平日夜、19:30から20:00の間で電話面談のお約束を取り付けました。

いざ、面談

当日は本業からの帰宅後、自宅で面談しようと思い、妻に「上記の時間帯で電話面談するから子守りを頼む」と告げて、寝室でスタンバイします。

以前も書きましたが、電話面談はAirPodsで行い、両手を開けた状態で内容をPCにメモしていく、というスタイルがおすすめです。当日どんな内容を話したか、ダイレクトに文字起こしできるから、ですね。

予定時間ぴったりに先方がお電話をくださり、面談スタート。
以下、面談内容です。

・企業概要と求める人材の紹介
まずは、「当社がどんな会社なのか」について説明してくださいました。
企業概要は、セットになったソフトウェアをメーカーから提供してもらう会社で、パッケージを使ったシステム構築を担っておられるようです。

・求める人材
今回、企業様が人材として求める、管理部門の具体的な業務事例を示していただきました。
・採用関係(3月より採用計画の立案。3〜4月は新卒者向けに、ワンデイの仕事体験を用意しているそう。)
・経理業務(財務業務がメイン。資金調達、銀行との調整)
現在、先方の管理部門は、今回の面談者様を含んでの2名体制。
もう1名のアシスタントがバックヤード作業を行い、部長職の面談者様(求人ポジ)が総括した確認を行うという分担だそうです。

企業紹介に思ふ

ここまでを踏まえ、私の方からいくつか質問しました。
Q経理に特化したスキルは必要か
これに対する回答は、「経理を突き詰める必要はない。導入するパッケージソフトを覚えるだけで十分。」でした。
私自身、ゼネラルな職務経験とはいいながらも経理経験に乏しく、業務を行ううえで不安があったので上記の質問をしましたが、日々の業務はシステムによって自動化されているんですね。

Qリモートでは難しく、リアル出社が求められるのはどの部分?
A出社しての確認作業が多い点が、リモート困難ないちばんの理由だそうです。社員とのやりとりに紙媒体が多く、出社しなければ確認できないこと、役員と顔を突き合わせて意向確認をとる必要があること、などを挙げられていました。
ただ、今後仕組み化によっては改善する余地がある、とおっしゃっていて、私自身もそのように感じました。
ゼネラルなポジションは専門性高いポジションと比べ、成果物が明確でないことが多いですが、このような仕組み化の観点は、やりがいを見出すきっかけとなりそうですね。

続いて、企業の歴史と、面談後担当者様が就職した馴れ初めについて話してくださいました。

1980年代に先代が京都で起業。長い歴史を持つ起業ですね。
起業した前社長の急逝に伴い、その息子がサラリーマンを退職して後を継いだ。
自分はそのサラリーマンだった息子の同僚。
「一緒に来てくれないか?」とヘッドハンティングされ、今に至る。

面談ご担当者様は現在62歳。
退職を視野に入れて、後継者を探しているとのこと。
この部分が求人ポジション、ということですね。

「殿!無礼を承知で申し上げます!」
「昨日今日存在を知った御社に思い入れがない分、企業の沿革には全く興味がなかったのであります!」

おっと失礼、押し殺していた心の声が漏れ出てしまいました。
新卒者はアルカイックスマイルで、うんうん頷きながらこの話を傾聴するのでしょうね。
もっと自分に正直になろう。頸椎に支障が生じ、通院を余儀なくされるのは本望ではないだろう。

話を本筋に戻しまして。引き続き面談は続きます。

本能のままに、質疑応答

事前知識の段階でフルリモート勤務は困難という情報を入手しており、先方とは相入れない状況だったので、気楽なものです。
加えて、浅い関係性でのコミュニケーションには自信がある私。
本当にざっくばらんに、純粋に聞きたいことを聞いていると、会話のキャッチボールが弾んで30分の面談予定が1時間に及んでしまいました。
以下、筆者が興味のあった質問内容をご紹介します。

Q他にどのくらいの方と面談されているのか
A既に8名と面談した、とのことでした。やはり専門性なく門戸の広いゼネラルな仕事は人気なのでしょうか。
中には、求職者サイドから売り込みをかけてきて面談に至るケースもあったそうです。

自ら売り込んできたのは50代の求職者だった、ということで、やはり年齢に比例して転職のためには手段を選ばない気構えが必要となってくるのだ、年齢のアドバンテージは大きいな、と感じました。

Qどのような方にプラチナスカウトを送られたのか
A私のようなゼネラルな肩書きの求職者数名に対し、一括してプラチナスカウトを送っておられた、とのこと。
企業目線でのビズリーチの使い方の一端を垣間見ることができました。

重要質問『飲みニケーションはあるのか(ないと言って)』

とりわけ、筆者が聞きたかったのは以下の質問。
企業のオン&オフについて知りたく、質問を投げかけました。

Q御社には年間を通して、どのくらいのイベントがあるか
Aまず、この質問の真意をお伝えします。
筆者、職場での飲み会などのイベントごとは、極力ご勘弁願いたいタチなので、「どのくらいの頻度でイベントがあるのだろう。少ない方が良いな…」という思いを込めて質問しました。

飲みにケーションを全否定するわけではないが、これまでの経験上、酒の席ではどうしても誰かの悪口に終始してしまう傾向が高いと感じています。なかでも、悪口の矛先が自分であった場合は、特に最悪。とても嫌な気分になり、その場の酒が不味くなるのはもちろん、その嫌な気分を数日抱えてしまうことになるのです。そういった負のマインドで、翌日以降に訪れる休日を台無しにしてしまうのが本当に嫌なのでした。

ですので、筆者としては「飲み会は、本当に仲の良い友だち、もしくは価値観の合う友人、または初対面に限る」という持論を持っています。

初対面の人に関しては、「嫌な人ならその場限り〜」という割り切りができるため、聞きたいことが聞けるし、なんか得意です笑

そのような意図で行った質問「どのくらいイベントがありますか?」だったのですが、それまで軽快に会話のキャッチボールを繰り広げていたため、面談担当者様の目には私が、「イベント好きの陽キャ」に映ってしまったようでした。

「うちの社長は体育会系でね〜、ことあるごとにイベントを催すんですよ。新人を中心に仮装したり、踊ったり。楽しいですよ。先日は私も仮装に駆り出され、60過ぎて羽目を外しました。」

筆者の期待とは真反対ごりごりの回答をいただきました。

私としては期待していた答えではなかったので、打ち明けようか少し悩みましたが、カミングアウト。

「アンマッチすると良くないので率直に申し上げますと、私はそういったプライベートでの付き合いが苦手です。」

一瞬、魔が開き、「そうだったのですね。であれば、社風と合わないかも知れませんね。」とおっしゃいました。

並べてきたドミノが勢いよく倒れ始める音がしましたが、このタイミングでしっかり自分の意図を伝えることができて良かったと思います。取り繕いながら企業にマッチする自分を演じ、万が一入社まで行き着いたとしても、お互いに辛い思いをするだけですからね。

現状、私にとってソリの合わない同僚との飲み会は苦行で、それは紛れも無い事実なのでした。
本業のための時間外労働ならプロ意識をもって取り組む覚悟ですが、気を遣いながら行う不毛な飲み会はどうしても耐え難いものがあります。今までの経験上、それで絆が深まり、組織がより強固なものになったという実感もありません。

理想は、オン&オフの境目が曖昧になってもストレスを感じない、オフでも積極的に付き合いたくなる関係性。
そういった職場を探したいとあらためて思いました。

面談(半強制)終了

そんなこんなで、聞きたいことを聞き、それに熱意をもって先方も返してくださるなかで、面談時間は当初予定の30分を大幅に超過し、1時間に及んだわけです。
事前に面談が30分だと認識していた妻は、時間を大幅超過していることと電話面談を寝室で行っていたことに、怒り心頭。

面談終盤は寝室の扉から鬼の形相が顔を出し((早く帰ったなら家事を手伝え!))とプレッシャーを的確に顔面だけで表現してきました。
階段を上がる足音にも怒気が込められ、その意志は電話越しでも面談担当者に伝わったことでしょう。

(遊びじゃないんだから大目に見てくれよ…)と思いつつ、先方とは良好に面談を終了しました。

面談を終えて(所感)

総じて、私の希望するフルリモートの条件とはどうしても隔たりがありました。
やはり、専門性のない業務で事務職、というと、リモート形態のハードルは上がってしまうのかもしれません。

ただ、近年巷では「オンライン秘書」が副業として注目されています。

決して秘書、事務業務がオフラインに限定されるかというと、そうではないと期待したい。
「ゼネラリストとしてリモート業務が請け負えますよ!」とマーケティングするために、オンライン秘書としての実績を積み上げることも、方向性のひとつとして考えたい、そんなことを感じました。

しかしそもそも論、私はゼネラリストに向いていない?疑惑があります。
そこも丁寧に自己分析しつつ、慎重かつ大胆な方向性決めが重要だと結論づけて、筆を置きたいと思います。

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