日本最大級のお金にまつわる情報コミュニティ、リベシティ。
筆者も日々活用し、大変に貴重なノウハウを学ばせてもらっています。
今回は、そんなリベシティの稼ぐコンテンツの一つである「転職サポートチャット」における学びをご紹介します。
この記事を読めば、次の悩みを解決することができます。
◯転職はしたいけど、どこから手をつければ良いのかわからない
◯ブラック企業を見極めるにはどうすれば💦
◯良いエージェントに
筆者自身も絶賛、転職活動中の身。
JAC、マイナビ、ビズリーチ、ワークポート、リクナビ、duda、と幅広く登録しました。
が!!メールBOXが有象無象の求人メールで溢れかえり、どこから手をつければ良いのかわからなくなってPCそっ閉じ…、な状況です。
そんな窮状を打破しようと、リベシティの転職サポートチャットの過去記事を読み返し、参考になるものを探してみました。
本記事では、同チャットが立ち上がった2023年8月から2024年4月までを精読し、私の心に残った転職活動の心構えと進め方をピックアップしてみました。
それでは、いってみましょう!
リベシティ転職サポート 重要アドバイス
転職活動の一丁目一番地は、「転職の軸」を確立すること
転職が目的になってはいけない。
転職の軸を確立させ、将来自分のなりたい姿をイメージする。
その姿に必要なスキルは何か。必要な転職先はどこかを考える。
転職サポーターさんは転職活動の導入部分において、自己分析を最も重要視しています。
その意図は、「何のために転職するのか」という転職の軸をしっかりと求職者自身に認識させるためです。
現在の転職市場においては、転職エージェントや転職サイトに登録すれば、「あなたにおすすめ!」とされる企業情報が大量に送られてくるようになります。
膨大な企業情報を前にどこが本当のおすすめなのか、自分に合った企業なのかわからずPCそっ閉じ…
なんて経験をしているのは、きっと筆者だけではないはず笑
自己分析をしっかり行い、「何のために転職するのか」「自分はどんな仕事がしたいのか」という転職の軸を固めておけば、そこを判断基準にして、求人案件を取捨選択できる、ということなんです。
それでは、どのような方法で転職の軸を固めていくのか。
転職サポーターさんは転職の軸を固めるためのツールとして、以下の3点をおすすめされています。
・価値観マップ
・モチベーショングラフ
・TCL分析
各ツールの作成方法、作成レポートについては、別の記事で紹介します。
今回の転職サポーターさんの提言「転職が目的とならないように」は、ぜひ心にとめておきたい言葉ですね。
自身にとっての最終形(どうなりたいのか)を強くイメージして、転職活動に励みたいものです。
年収を現職以上にしよう!
これは、転職サポーターさんだけでなく、リベシティ創設者の両学長も強く勧める考えです。
なぜなら、仮に転職して年収を500万円から400万円に下げた場合、それが自身の給与情報として上書きされてしまうから。
一旦年収を下げれば、企業からしてみればその年収をスタンダードとして、次の年収を提案されてしまうのです。
なので、「給料が下がってもこの仕事がしたいんだ!!」というよほどの想いがない限りは、現職の給料以上を狙った転職を心がけましょう。
異業界*異職種の転職は難易度が高い
この場合の難易度とは主に、先述した年収のことを指します。
転職サポーターさんは、転職の進路を次の4つに分け、「業界も職種も違う分野への転職で年収を上げるのは難しいぞ!!」と言っているんです。
上記の四象限表に関わるキーワード、「業界」と「職種」について説明します。
「業界」とは、企業が営む事業ジャンルのこと。
「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「マスコミ」「IT」「官公庁・公社・団体」
大きくこの8つに分けることができます。
一方「職種」とは、個人が担う仕事の種類のことを言います。
厚生労働省調べによると、職種は2022年時点で18,725種類もあるようです(!)。
業界と職種を掛け合わせた転職方法は、次の4つに分類されます。
企業が転職者に求めるもの、それはずばり、「即戦力さ」です。
即戦力になりそうかどうかの期待値で、年収の高さが決まると言っても過言ではありません。
上記表の①〜④は即戦力としての入社のしやすさ、すなわち年収UPの期待値ランキングです。
①〜④を1位〜4位、と読み替えてください。
1位:同業界*同職種
これは、現職と同じ業界、同じ職種への転職です。
何となく、この転職に当てはまるケースが、最も転職者に即戦力としてのパフォーマンスが期待でき、現職以上の高年収が期待できるとイメージできるのではないでしょうか。
2位:同業界*異職種
同じ事業を展開する別企業に転職して、職種を変えるパターンです。
職種が変わっても、同様の企業体に勤務していた経験があるため、浮き足立つことはありません。
職業を変えたい場合、業界を維持することで自身の市場価値を維持することができます。
3位:異業界*同職種
職種を変えずに、業界を変えるパターンです。
例えば、金融の営業からIT企業の営業への転職、などを指します。
年収の上がりやすさは、2位の「同業界*位職種」とほとんど変わりません。
4位:異業界*異職種
文字通り業界も職種も変えてしまうパターンです。
意外にもこのパターンの転職を志す方が多く存在します。
こちらの転職者さんの多くは、「心機一転したい!」「今と同じ仕事はやりたくない」という、現職から離れて新しいことをしたい!という心境を抱いている方が多い、ということですね。
ただ、④パターンの年収は上がりにくい。
100万以上の減額もざらにあります。
減額の理由は、何と言っても経験値の低さにあります。いくら社会人のキャリアが豊富だとしても、転職先に適したキャリア&スキルがなければ、新天地においては即戦力になり得ません。
冒頭でも触れた通り、企業にとって転職者に求めるのは「即戦力さ」であるため、どうしても現職以上の年収UPは見込みづらいのが現実なのです。
本パートでのまとめ
結論、年収を上げるためにはいったん冷静になり「現職のキャリア・スキルを保持して、納得できる転職はできないか」と考えてみることが大切、ということですね。
面接後の所感を書き留めることによって、自分の本音や転職への理解が深まる
「どういう転職ができたら人生が豊かになるのか。」
転職活動中は常にこれを自問自答し、自分の軸からブレがないかを確認しながら進めることが大切。
面接後は「終わった〜…」という脱力感と共に、全てを忘れてしまいがちです。
数日後、面接の時のことを思い出そうとしても、「何か大切なことを学んだんだけどなあ…」と思い出せません。
なので、面接時に学んだことや自分の中でひねり出せたものは、間もないうちにメモしましょう。
強制的に本気を出さざるを得ない面接という環境は、自己理解を深めるまたとないチャンスです。
エージェントの「とにかくたくさん応募しましょう!」の言葉にはのらない
転職エージェントは、転職者を企業に紹介した数で、企業から報酬を得ています。
そのため、利己主義なエージェントに当たった場合、求職者に対して、キャパオーバーするほどに企業への応募を促してきます。
しかし、その誘いにのってはいけません。
大量に応募しても一つ一つの企業への対応に、手が回らなくなってしまうからです。
エージェントの「とにかくたくさん応募しなきゃ受かりませんよ!」の誘いに乗ることなく、自分軸に合致した企業だけにエントリーしていきましょう。
異業界*異職種への転職はエージェントに期待しすぎず、転職サイトも活用する
エージェントに登録する企業は即戦力を求めています。
そのため、自社に適したキャリアやスキルを持つ求職者でなければ、スカウトされにくいのが現状です。
先述した「異業界*異職種」の転職を希望する場合、転職エージェントだけでなく、転職サイトも積極的に活用していきましょう。
転職サイトは基本的に、ユーザー自らが希望条件に合う会社を探し、申し込んでいくスタイルです。
自身での細やかな転職スケジュール管理が求められる一方で、エージェントに流されることなく自由に転職活動できるメリットがあります。
また、地方で転職先を探している求職者にも転職サイトは有利です。
なぜなら、地方企業は予算に余裕がない場合が多く、エージェントに登録していない企業が多いためです。
以上のように、求職者の置かれている環境によっては、転職サイトが思わぬ企業との出会いをつなげるきっかけとなります。
必ずしも転職エージェントに固執する必要はありません。
並行して、転職サイトも活用しながら、マッチングできそうな企業を探していきましょう。
転職の目的や軸を固めずにエージェント登録している場合、エージェントを「どんな仕事を勧めればいいのかわからない」状態にさせてしまっている可能性がある
転職エージェントに登録したはいいものの、「あなたに紹介できる求人はありません」と言われてしまったり、スカウトメールが全く来ずに放置されている…?と感じてしまったりする方も少なくないのではないでしょうか。
エージェントに登録すると、「あなたの現状を把握したいです」と面談を持ちかけられるシチュエーションがよくあります。
このとき、「やりたいことがまだないので一緒に探してほしい」スタンスだと、エージェントに「え、この人にどんな仕事を勧めたらいいかわからないな…」と敬遠されてしまう可能性があるのです。
エージェントの中には、自分探しから付き合ってくれるコーチングスタンスの方もいらっしゃいますが、自分のニーズに合った求人情報に特化して、たくさんGETするためには、自分自身で「どんな仕事に就きたいか」をしっかり定めておくことが大切です。
提携エージェントがダメとは限らない
大手転職エージェントに登録した際、聞いたこともないエージェントからスカウトが来ることがあります。
それは提携エージェントと言って、大手エージェントと契約し、求職者情報を共有しているエージェントのことを言います。
小さなエージェントや立ち上がって間もないエージェントは、自社で持ち合わせる求職者の情報が乏しいため、大手エージェントと提携して求職者情報をGETするのです。
このような小規模エージェントが、一様にダメとは限りません。
小規模であるからこそ、手厚いサポート・伴走をしてくれる場合があります。
結論、転職エージェントの良し悪しは会社の規模ではなく、担当者の人柄、自分とのマッチ度、温度感で判断しましょう。
面接は「選考の場」ではなく、「相互理解の場」
面接は、企業が求職者をふるいにかける場であると同時に、自分自身にとって企業を見定める場でもあります。
ある意味、求職者と企業双方が対等な立ち位置で「相互理解」し、内定につなげることがwin-winの関係につながるということ。変に取り繕って合格を勝ち取っても、内定後メッキが剥がれて辛い思いをするのは自分自身です。
一定のTPOはわきまえつつも、純粋に聞きたいことを聞くことが大切です。
自分を変に着飾らず、企業側の質問に応える。逆に求職者側も「この企業は自分のニーズを満たしてくれるのか」を理解するために、忖度ない質問をして、相互理解を深めたうえでマッチングに至りましょう。
まとめ:もう一度立ち返って「転職の軸」を固める
今回は、リベシティ転職サポートでの学びをご紹介しました。
サポーターさんのコメントの随所にみられたのが、「理想の転職を勝ち取るためには、まず自己分析を綿密に行おう!」ということでした。
リベシティで紹介されている自己分析ツール
・価値観マップ
・モチベーショングラフ
・TCL分析
を使って、
「どんな仕事なら楽しいの?楽しくないの?」
「楽しい仕事をして、その先どうなりたいの?」
という、自分の潜在ニーズを深掘りしていく行為が、重要だということです。
これを行うことによって自分軸ができ、軸があると、転職の判断基準が超シンプルになるんだそう。
自分軸を基準に、多数の求人情報のなかから本当に自分にとって必要な求人だけを取捨選択できるようになるそうです。
筆者自身も、転職サポートの要件として自己分析ツールの作成があったため、やっつけ作業で完成させましたが、いまいち活用できず、作りっぱなしで終わっています。
筆者自身の次の一手は、この自己分析ツールに再度着手し、自分を深掘りしてみることにします!
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