理想の転職を目指すためには自己分析がかかせません。
今回は、前回記事に引き続き、自己分析のためのツールをご紹介します。
今回ご紹介するのはモチベーショングラフです。
どのようなツールかというと、自分が生まれてから現在までの、良かった瞬間&悪かった瞬間ベスト3を深掘りしていくツールです。
モチベーショングラフを作成することで、自分に合った転職業界や職種、避けるべき業界や職種を見つけやすくなります。
こちらの記事で紹介した価値観マップ、TCL分析と合わせて、自分にとっての転職の軸を見つけるために必要となるツールですね。
何を差し置いてもまずは自己理解。
ということで、この記事ではモチベーショングラフ作成経験をもとに、
・モチベーショングラフの作り方
・モチベーショングラフの転職活動への活かし方
をご紹介します。
この記事を読めば、
・モチベーショングラフを適切な手順で効率よく作成する方法がわかり、
・いざ作成したものの、「どう活用すればいいかわからない…」を防ぐことができます。
モチベーショングラフを実際に作成した私の事例を交えながら、転職活動への活かし方をご紹介しますので、参考にしてみてください。
過去を内観し、いいことも悪いことも掘り起こす作業は疲れを伴いますが、自己理解を深め、転職の足掛かりとするためにも、まずは手を動かしていきましょう!
モチベーショングラフの作成方法
・モチベーショングラフの作成方法は、以下の手順です。
⑴ネット上で「モチベーショングラフ テンプレート」と検索。ツールをダウンロードする。自作でもOK。
⑵縦軸には点数(上から100点、0点、-100点)と刻み、横軸には年齢を刻む。
⑶横軸は、現在の年齢によって刻み方が異なる。例えば、現在20歳の人は学生時代のエピソードがメインとなるだろうし、対して40歳の人の方学生時代、社会人時代と幅が広くなる。
⑷これまでの人生のなかで、モチベーションが上がったこと&下がったことをそれぞれ3つ以上あげる。
⑸上記をグラフの時系列に「点」で落とし込み、折れ線グラフにする。
⑹モチベーションが上がったこと&下がったことについて、その年齢と出来事の詳細を書く。
「モチベーションが上がったこと3選」をピックアップ。深掘りする。
①そのとき考えていたこと
②モチベーションが上がったきっかけ
③モチベーションを保つために頑張ったこと
「モチベーションが下がったこと3つ」をピックアップ。深掘りする。
①そのとき考えていたこと
②モチベーションが下がったきっかけ
③モチベーションが上がったきっかけ。上げるためにしたこと。
私の作成事例「こんなふうにつくったよ!」
モチベーショングラフの作成は、スピーディーに!
私は作成時点で37歳だったため、学生〜社会人時代をひろ〜く振り返りました。
「何か忘れている気がする」「もっと掘り下げれば重要なことを思い出すかも」といった感覚があるかもしれませんが、ここはあまり時間をかけるところではないと判断し、短時間での感性を意識しながら一気に掘り起こしました。
結果、爆誕したのがこちら。
あらためて見返すと、良くも悪くも人の目を気にしたアップダウンが多いなという印象。
私にとって、物事の良し悪しの判断基準は、他者の評価に依存しているのかもしれません。
ここから、モチベーションの上がった&下がった3選をピックアップしていきます。
モチベの上がった&下がったこと3選
ここから先は、自身の価値観がヌルヌルし過ぎているため自主規制し、オブラートに包んでご紹介します。
モチベが上がったこと1位は、現職の内定を勝ち取ったこと。
これは長期スパンで挫けそうになりながら継続した試験勉強が実った瞬間です。
2位はリベシティ朝活メンバーとの出会い。リベ大コンテンツを主体的に楽しめるようになったきっかけです。
3位は部署異動で人間関係改善、人のために行った行為に対して、感謝の気持ちがダイレクトに感じられる環境に身を置けた出来事をあげました。
モチベが下がった出来事1位は、転職1年目に失敗を繰り返し、上司から陰口を叩かれた出来事。
2位、3位も、上司からの叱責系、自分の努力が認められない出来事をあげました。
3選に対する深掘り
私が最もモチベーションを上げたのは、努力が報われた瞬間でした。
次いで、人とのコミュニケーションが自分の思い通りにいったとき、人から感謝されたとき、でした。
一方で、モチベーションを下げたのは、人から評価されなかったとき、努力が理解されなかったとき、です。
良くも悪くも、感情の起伏が人の評価に左右されがちなんだろうなと自己分析しました。
まとめ
今回は自己分析ツール②、モチベーショングラフについて紹介しました。
モチベーショングラフを転職活動に活かすためには、モチベの上下動それぞれで、共通点を見つけることが重要課題です。
私の場合は「努力が実ったと感じられるかどうか」「人間関係が思うようにいくかどうか」の2点が、感情を起伏させる要因となり、今後の企業選びにも重視すべき観点でした。
人間関係の良好さは、求人票では読み解けない部分ですが、企業への質問や社員との雑談を試み、アンマッチを防ぐことが重要ですね。
モチベーションが上下する要因は、多くの人にとって表裏一体です。
自身の大切にするポイントが良い方に触れたとき、モチベーションが上がり、悪い方に触れれば下がります。
自身の琴線に触れるポイントを意識しながら、過去の出来事を振り返ってみましょう。
そして、転職活動の判断基準に、琴線が良い方向に触れる仕事かどうか、を意識すると、企業選びに一貫性が生まれます。
膨大にやってくる企業案件。
適切な取捨選択をして、理想の転職に一歩近づきましょう!
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