- 田舎って本当に仕事ないよな
- エージェント案件も少ないし…
- 転職エージェントは田舎の求人をどのくらい持っているんだろう?
- JACリクルートメントの考えを知りたい
上記は、私が日頃から悶々と抱えている葛藤です。
このたび、JACリクルートメントさんから求人のご提案をいただきました。
しかし、私の希望する条件「現住所(田舎!)から通える勤務地」とはかけ離れた条件であったため、断念せざるをありませんでした。
しかし×2!なんとか突破口を見出したい一心で、JACリクルートメントに「田舎住みの求人案件の探し方について教えて欲しい!」とリクエスト。
JACのアドバイザーさんは、そんな私の趣旨にそぐわない質問にも関わらず、丁寧にアドバイスしてくださいました。
今回は、私がJACリクルートメントと面談した結果を共有します。
同じように地方在住で求人案件自体が少なく、転職難民となっている方の参考になれば幸いです。
面談までの経緯
まず、面談に至るまでのながれからご紹介します。
私はJACリクルートメントに登録しています。
JACリクルートメントへの登録は、ネットから検索して入ればフォームに沿って簡単に行うことが可能です。
巷では、「年収600万円以上の人しか相手にしてもらえない」という声も耳にしますが、必ずしもそうではありません。
かくいう私も年収500万円台後半の人間ですが、問題なく登録することができました。
初回面談時の担当さんも「よくこの噂は聞きますが、600万円未満の方でも利用いただけますよ」とおっしゃっていたので、気になる人はとりあえず申し込んでみる、の温度感で問題ないと思います。
JACに登録直後、担当者さんとの初回面談がありました。
そこで私の経歴、転職の希望条件を把握してくださり、それ以降はニーズに合致しそうな求人が生じたタイミングで紹介のメールを送ってもらっています。
今回、久しぶり(約2ヶ月ぶり)ぐらいに求人メールをいただきました。
仕事内容自体は非常に興味をそそられるものだったのですが、私の希望する条件「現居住地から通勤圏内もしくはリモート」は満たせそうになく、断念。
しかし×2、次にいつ起こるかわからないJACの求人紹介イベントを逃したくなかった私は、田舎で転職するための足掛かりになる情報を知りたいと思い、お断りメールにその旨を記載。
すると、「あまりお役に立てないと思いますが…」の前置き付きではありましたが、ご担当者と電話面談することができたのです。
やりとり要旨
以下、JACご担当者とのやりとりを掲載します。
私:
やはり現居住地から通えそうな求人はないでしょうか?
JAC:
結論、地方(田舎)で転職エージェントを利用する企業が少なく、現時点では提案できる求人案件がないですね。
昔からの風土的に、転職エージェントよりも地元の求人サイトやハローワークを利用される企業が多いです。
また、採用活動費に予算を割けない、割かない企業が多く、それなりの費用が必要となる転職エージェントは利用しない企業が多い印象です。
地方(田舎)ではエージェントに登録する企業が少なく(というよりも企業数自体が少ない)、地元のハローワークや求人サイトから申し込む方が多くの選択肢を獲得できるかもしれません。
エージェントから提案できる求人も中にはありますが、特殊な専門性を必須条件としているケースが多いです。
例えば、研究職などですね。
よっぽど「今の仕事が嫌で」とか、転職にリミットがなければ、現職を続けながら長期計画で希望を満たす求人が出るのを待った方が良いのではないかと思います。
私:
公務員は転職活動において不利ですか?
JAC:
公務員を敬遠する企業が一定数いるのは事実です。理由は、民間と公務員はどうしても毛色の異なる部分があり、「民間に馴染めないのでは」と判断されがちだからです。
とはいえ、公務員であることを気にしない企業が存在することも事実です。
そのような企業は公務員・民間の垣根よりも、期待する経歴やスキルを持つ人材であるかどうかで判断します。
結論、企業によりけり、ですね。
私:
求人票の見込み年収欄には、例えば「500万円〜600万円」などと、金額に幅を持たせて記載している企業が多い印象です。
実際に受け取れる年収は、ここに記載されている最下限の額と思っておくのが妥当でしょうか?
JAC:
求人情報に提示されている見込み年収は、だいたい中間点ぐらいが得られる年収だと認識するのが適当です。
なぜ見込み年収に幅があるのかというと、採用を想定している人のポジション、役職によって変わるからです。
例えば、募集する人材の想定ポジションを、企業側は係長クラスを想定しているとします。
見込み年収の中間あたりが、その企業にとっての係長クラスの年収。
実際に面接してみて採用者のポテンシャルを判断し、係長未満のポジションで採用すれば、見込み年収の下限値、課長などの高い役職を任せられる人材として採用すれば、見込み年収の上限値に落ち着く、という仕組みです。
要するに、見込み年収は、企業が採用者に与える役職で増減するため、その分の幅を持たせているということですね。
主任級から係長級を想定して募集していれば、その範囲での年収が表記されています。
現場からは以上です。
結論、やはり田舎ではエージェント経由の求人が少ない傾向にあるようですね。
ただ、ゼロというわけではないので、長期目線で希望にマッチする企業が現れるのを待ち構えるぐらいの温度感のようでした。
地元の求人サイトやハローワークをうまく併用しつつ、自分の軸をしっかり持って後悔しない転職を実現させたいものです。
JACを利用して感じたメリット&デメリット1選ずつ!
ここからは、JACリクルートメントに登録して約2年となる筆者が、実際に利用して感じているメリット&デメリットを述べます。
私が感じるJACのメリット1選は、
◯質の高い求人を紹介してもらえる
これに尽きます。
なぜあなたに紹介したのか、担当者から見た紹介企業の強み、人間関係、社風など、求人票に事細かに記載いただけます。
転職エージェントの中には、毎日のように膨大な量の求人メールを送ってくる会社もありますが、自身の希望条件とかけ離れた求人も多いため、「ちゃんと希望条件見てる!?」「手当たり次第受験しろということ?」「これじゃあ転職サイトじゃん…」などと感じるエージェントも存在します。
一方、JACリクルートメントは求職者の希望条件をしっかり読み解き、適切にマッチする企業をピンポイントで紹介してくれる印象を持ちました。
そのため、JACからの求人紹介メールは滅多に来ませんが、来た時は本当に魅力的な内容であることが多いため、ワクワクします笑
反対に。デメリット1選は、
◯求人の紹介数が少ない
これですね。メリットと表裏一体のデメリットです。
求人紹介から次の紹介まで1ヶ月以上開くこともしばしば。
これは、本当に求職者のニーズに合った求人を紹介しよう、という方針の現れなのだろうと感じます。
また、JACさんは両面型エージェント(※企業と転職希望者の両方を同じアドバイザーが担当するタイプのエージェント)です。
求職者と企業それぞれに対応することで時間を要し、取り扱う求人数は少ない傾向にあるものの、保有する企業(求人)情報については細部まで熟知し、魂のこもったマッチングが可能ということですね。
JACリクルートメントのデメリットである、求人紹介数の少なさ。
これをカバーする方法としては、他の転職エージェントや転職サイトの併用で求人数を補うことがおすすめです。
まとめ
今回は、JACリクルートメントの担当者と面談してわかった、田舎での転職活動ノウハウについて共有しました。
まとめると、
・JACリクルートメントは必ずしも年収600万円以上の求職者だけを対象としていない
・興味を持ったらとりあえず申し込んでみる
・求職者のニーズを深く理解した求人提案をしてくれる
・両面型エージェントであるため、企業と求職者のマッチング精度が高い
・他社に比べると求人紹介件数は少ないが、メールが来たらワクワクする笑
です。
大手転職サイトやエージェント、ハローワークなど地元特化型のサービスとうまく併用しながら、田舎で理想の転職を叶えていきましょう!
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