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【エージェントと電話面談してみた】ファンオブライフ

2024年4月8日(水)、転職エージェントの(株)ファンオブライフと電話面談しましたので、今回はその様子をレポートします。
この記事で、以下のことがわかります。
・ファンオブライフご担当者との面談のながれ
・最新の転職市場の動向
・エージェント業界の実態と、エージェント目線で見た所感

目次

要約(時間がない方向け)

さくっと読みたい方向けに、本記事での要点をまとめます。

・電話(zoom)面談は、昼休みの有効活用がオススメ
・AirPods通話&PC準備の電話面談はメモを取るのに最適
・エージェントとの面談は、自身の思考整理にも役立つ
・コロナが明け、フルリモート企業の希少性が高まっている
・エージェント業界への転職も例に漏れず、経験がなければ年収ダウンを覚悟しなければならない

ファンオブライフとは

(株)ファンオブライフは、領域特化型の転職エージェントです。
各領域専門のコンサルタントが高い専門性でキャリア支援を行う、というコンセプトのもと、2015年に設立されました。
取り扱う専門領域は2024年4月現在、弁護士、コンサル、IT、教育、人材、不動産、建設の7分野です。

面談内容

今回はビズリーチを通して「転職サポートします!まずはお話ししませんか?」とスカウトいただいたので、電話面談する運びとなりました。

事前に提示を受けた面談時間は13時から13時半までの30分。お昼休憩に収まる時間が重宝します。
「昼寝できねえじゃねえか!」とは口が裂けても言いません。もっと先立つ目標がありますからね…、へへ。
終業後の面談は、退社時間が流動的なので心許ないことと、帰宅後の面談は寝つきが悪いというデメリットがあり、私は昼休みの休憩時間を利用して面談希望することが多いです。
AirPodsを装着し、両手を空けた電話面談。PCで内容のメモを取るのにおすすめです。

13時、車でスタンバイしていると、時間ぴったりに着信。
30代前半の男性陽キャエージェントさんが電話をかけてきてくれました。

本日、やりとりしたい内容は3点、とのこと。
・転職活動の状況
・経歴と、希望する仕事内容の確認
・求人の提案
以下、セクション別に話した内容を共有します。

転職活動の状況

・「転職に至った決め手は?現職の何が嫌だったのか」
私はストレートに、1に人間関係、2に残業の多さがネックだと伝えました。
現在は激務の会社に咲く一輪の花、いわゆるオアシス的な部署に属しており、時間的&心理的余裕があるが、次年度はほぼ間違いなく激務の部署に戻されること、そのためなんとしても今年度中に転職を決めたいことを伝えると「なるほど〜」と、腹落ちしてくださいました。

上記理由は、ぼんやりと頭のなかに抱えていたものの言語化できていなかったので、今回エージェントと話したことで思考の整理につながったと感じています。


・「登録中の転職エージェントは?」
この質問はライバル社を把握する意図かなと推察します。
隠しても仕方ないので、正直にJAC、マイナビエージェント、ワークポート、と答えました。

・「フルリモート職種の希少性が年々高まってきている。」
コロナが5類化し、出社を推奨する企業数が従来の水準に戻りつつあるようです。
理由は、やはり出社ベースの方が社員同士の伝達がスムーズで、理にかなっているから。
フルリモ可能な職種は、エンジニア、人材紹介の営業、文章校正など、ジャンルが限られてしまうようです。
加えて、私の希望する業界、総務&人事ジャンルだと希少性(内定の難易度)はさらに高まってしまう、とのことでした。

・「今から未経験の営業にチャレンジ!」→なくはないが、年収は下がる&フルリモートが厳しい
私は現職の内容自体も肌にあっていないと感じており、次の仕事は異職種異業界にチャレンジしたい思いを持っています。エージェントにこの意向を伝えたところ、冒頭の回答をいただきました。

企業にしてみれば、今までのキャリアと比例した高いスキルに給料を支払うわけで、それが全くの新人レベルなら必然的に給料も新人並み、ということですね。
ましてや吸収率の高い新人の方が教育のしがいがあり、採用率にも差が生じます。
加えて、異職種異業界への転職は勤務地もネックになるようです。
理由は、やはり対面スタイルでないと効率的に新人教育ができないからですね。
さらに、今年38歳という私の年齢的にも簡単なことではない、と言われました。

・「紹介できる求人がない」
結論、現在私のニーズに合致する求人は持ち合わせていない、との回答でした。
最後に「あらためて探してみます」という定型文的なお言葉もいただきましたが、期待薄ですね。。。

転職エージェント業界への転職について聞いてみた

私は、本業とプライベートは明確に切り分けたいものの、ビジネス上のコミュニケーションや人前で発表することには得意意識を持っています。そのような背景から人材業界にも関心があり、この際なんでエージェント目線での人材業界に関する所感を聞いてみました。
「求人案件が不調に終わってもただでは転ばないぞ」という雑草魂です。

以下、ファンオブライフ担当者の所感です。

エージェント業界への転職① エージェントさんの話

・生き残りの激しい業界。各社、業界や職種に特化して会社の色を出している。
特性がなければ受験者に見向きもしてもらえない。
・優秀な人の取り合いになっている。
・転職エージェントのメジャーどころは、メディアやネットでよく耳にする数社のみ。例えば、JAC、マイナビ、リクルート。それ以外のエージェントは、小規模だが無数に存在する。(2022年現在で約29,000社!)
・ファンオブライフは50人規模の会社
・転職のためには大前提として、営業スキル、人材業界に関する知識が必要
・エージェント業界も他社同様、「年齢が上がると給料も上がる。それに見合った働きができるか。」この視点で見られてしまう。
・希望年収を大きく下げれば内定率は高まるかもしれない。
・人材業界への転職を望むなら、てぃーのすけさんの経歴を踏まえ、医療業界に特化した人材会社をあたるのが有効と考える。お住まいの地域に特化したエージェントが存在するかも?
・人材業界に特化した紹介動画を送ります。
・エージェント業界のビジネス構造は、エージェントの紹介によって内定した転職者の年収数%が、内定先の企業から手元に入る仕組みで成り立っている。
・当然、職種によって内定者の給料が異なる。
・転職エージェント業界にも、リモートワークできる領域とできない領域がある。できる領域の場合、個々の担当者に与えられる裁量は大きいことが多い。
ここで言う「リモートワークできる領域」とは、医師、薬剤師、弁護士分野のこと。これらの高難度職種は、一人の内定者を出すだけで高額なフィードバックが得られる。そのため、仕事の裁量はエージェント自身に委ねられやすく、会社からごりごり詰められることが少ない。「好き勝手営業すれば良いさ〜、なんくるないさ〜」というスタイル。

・てぃーのすけさんがエージェント業界に転職する場合、業界未経験者なので、一時的に年収を下げる覚悟が必要。
助走期間、ステップアップを経て、年収アップを狙ってほしい。
・数多あるエージェントは移り変わりも激しいが、スキル自体はエージェント本人に宿る。
そのスキルを引っ提げてステップアップ転職することが可能。

このようなお話を聞けました。

エージェント業界の実態② 私の所感

総括すると、「転職業界も甘くねえぞ」といったところでしょうか。
リモート適性のあるエージェント業界においても、新規開拓は必須。
営業活動によって求職者の囲い込みをしなければなりません。

優秀な求職者はエージェント同士の取り合い殴り合い、とのことで、各エージェントが死にものぐるいで自社から転職してもらおうと画策する構図のようですね。
エージェントにとって企業とのお付き合いは求職者に内定を出させて終い、ではなく、紹介した人材が付加価値を生み出すことで企業の信頼度を高め、リピーターとなってもらうことがより重要な要素であると理解しました。

また、転職エージェントも他の業界同様、仕事である以上、お遊び感覚でゆるっとできる業務内容ではなく、やはり結果を出さなければお金をもらえないという事実を痛感しました。

ただ、エージェントとしてのスキルは尊いものです。
今後、大転職時代を迎えるなか、転職エージェントのマーケットバリューは高まっていくように感じます。

まとめ

今回は、㈱ファンオブライフとの面談を通じて感じた所感を書きました。
憧れのフルリモート企業はどんどんはぐれメタル化していっている現状なんですね。
しかし、まだ転職活動はその表面を撫でている程度。
スカウト案件を待つだけでなく、積極的に情報は拾っていきたい。そんな心境です。

ただいま5月。
ジャネーの法則さながら、今年度もあっという間に2ヶ月が経過しつつあります。

転職に焦りは禁物ながらも、だらだらしていると一気に年度末。尻に火がつきながら半泣きで身の振り方を考えなければいけない昨年度のデジャヴに突入する!という危機感を持ちながら、必死に行動していきたいと思います。

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