・転職したいけどどんな企業に申し込んだら良いかわからない
・自分に向いている業界、職種がわからない
・リベシティの転職相談・サポートチャットでフォローしてもらいたい!
・フォローしてもらうためにはどんな準備、気構えが必要なの?
リベラルアーツ大学が運営するコミュニティ『リベシティ』。公式チャットのひとつに『転職相談・サポートチャット』があります。転職活動にあたり、世間の転職エージェントではサポートが困難な領域である【事前準備】【応募】に特化してフォローしてもらえるサービスですが、2023年10月現在、公式サポーターさんは1名のみ。
今回は、限られたサポート枠でフォローしてもらうために必要な立ち回りをお伝えします。
この記事を読めば、必要書類である価値観マップ、モチベーショングラフ、TCL分析、履歴書、職務経歴書の作成方法と、向き合い方(どのくらいの完成度を目指せば良いのか?)を知ることができます。
ありがたいことに2023年9月、筆者も同チャットでサポートいただけることとなりました。
事前資料の準備や公式とのやりとり、サポートまでの私の転職に対する意識の移り変わりなど、体験談を踏まえてお伝えしたいと思います。
結論と作業時間のめやす
まず、結論は【TCL分析、履歴書、職務経歴書は完璧である必要はないが、他は作り込もう!】です。公式チャットの募集要項に「応募者多数の場合は、より転職の本気度が高い方を選考させていただきます」との文言があります。2023年9月時点で公式サポーターは1名、9月末に行われたチャット内のzoom説明会には300名超来られており、チャット内公式からのお知らせに対するリアクションが500程あるので、サポート希望者も一定数あるものと予想されます。
本気度の高さを示すために提出書類には一定の熱量を投じましたが、一方でボリューム感が大きいのも事実。
チャット内、「作成が完璧である必要はありません」「とりあえず思うままに列挙してみよう」と作成のコツが書いてあった書類【TCL分析、履歴書、職務経歴書】については、クオリティを追求せず頭に浮かんだことを書き殴りました。
全体をひととおり仕上げるまでにかかった総作成時間は、9時間、といったところでしょうか。
内訳は以下です。カッコ書きで「もっと集中すれば行けたんじゃないか」目標時間も記載しています。
・価値観マップ 3時間(2時間)
・モチベーショングラフ 3時間(2時間)
・TCL分析 2時間(2時間)
・履歴書、職務経歴書 1時間(1時間)
価値観マップについてはひとまずの完成までに約3時間かかりました。他者からのツッコミでブラッシュアップされるツールのため、後述するツッコミへの返答に要した時間を追加すると+2〜3時間かかります。
計、12時間作業ですね。あらためて言語化するとなかなかの作業量ですが、筆者の集中力のなさ(汗)を加味すると、上記カッコ書きの目標時間で集中的に行って、計7時間(価値観マップのブラッシュアップ時間は別途)を目指せるんじゃないかと感じています。
申し込みまでの経緯
私の転職相談依頼までの経緯をお話しします。
別の記事でも書いたのですが、現職の人間関係、残業ありきの業務環境に不満を持っていたことが転職を決断した主な要因です。
配属部署によっては定時あがりも可能なのですが、いつ激務の部署に配属されるかわからない、役職がつくにつれ激務となる可能性が高い、「残業が偉い」職場風土が根強く残っている、そんなモヤモヤと十数年、共存してきました。
「組織で働いている以上、仕方のないこと」と、瞑想で嫌な感情を断絶し、プライベートを楽しむ努力をしてきましたが、なかなかうまくいかず。
そんな中、リベ大と出会い、「転職活動はノーリスク。むしろ自分の市場価値を知っておくため、やった方がいい」という学長の考えを聞き、転職を思い立ちます。
推奨されていたJACリクルートメント、マイナビエージェントに申し込むも、希望エリアや経歴でマッチングする企業はなかなか現れない状況。
次の一手が見えないなか、ライブで学長が転職について「僕なら月給が10万下がったとしても転職する」と言っているのを聞き、「年収は下がっても定時上がりで副業を伸ばせる仕事、専門性を磨ける仕事に就きたい」と感じ、再度エンジンをかけました。
価値観マップの作り方
価値観マップは、フォーマットの質問に素直に回答していきます。
「このあと誰かに見せなければいけない。」「ツッコミを受けなければいけない。」という感情が先行すると、本心が表面化しにくく筆が止まってしまうので、まずは考えず、ありのままの自分をさらけ出すスタンスで書いてみましょう。
「人生でやりたい30のこと」が個人的に筆が止まるポイントでしたが、ここもあとから修正できるので、とりあえず思いつくまま、邪な感情も含め書き上げてしまうことをおすすめします。
モチベーショングラフの作り方
こちらのツールは大きく2つの作業に分かれます。
まずは1、「生まれてから現在までの出来事と、それに対する自分の感情がどの位置にあったか」折線グラフの作成。
1枚のスライドで収まるよう、作成者の年齢も加味してバランスよくこれまでの人生を振り返り、モチベーションが上がった・下がった出来事を書き込んでいきましょう。それぞれの出来事に対しての詳細も記入します。
その時々のイベントに思いを馳せているとすぐに時間が溶けてしまいますので、思いついたものをどんどん書いていきましょう。
つぎに2、モチベーションが上がった出来事&下がった出来事3選の書き出しと、それぞれに対する深堀り。
「その時考えていたこと」「モチベーションが上がった&下がったきっかけ」「(上がった方は)モチベーションをキープするためにしたこと、(下がった方は)モチベを上げるためにしたこと」を書きます。
こちらも、あまり深く考えずに思いつくまま書いていきましょう。
正直、まだ転職面談が始まる前の現段階では、これがどのように転職活動に反映されるのかは未知です。
TCL分析の作り方
TCL分析は、USJの経営をV字回復させた盛岡 毅さんが考案した自己分析ツールです。
自分が好きなことを、動詞ベースで50〜100個、箇条書きにしていきます。
最初の10個ぐらいはスラスラ出てきますが、以降は頭を悩ませました。
「自分自身、興味をもつことが全然ないなあ…」と感じながら、「何となくだけど楽しい気持ちになるかな」と思うものを無理くり列挙し、100個完成させることができました。
続いて、列挙した事項について、以下の3区分に分類します。
T:考える力(Thinking)
C:伝える力
L:変化を起こす力
この分類を行うことで、自分の得意とするジャンルが見えてくる、とのこと。
私自身は変化を起こす力が半分以上を占めました。(分類方法が適切かどうかは若干怪しいですが(^^;;)
履歴書・職務経歴書の作り方
こちらは、一般的なそれです。
新卒時の就職活動で、ほとんどの方が一度は書いた記憶があるのではないでしょうか。
私は直近で書いたのが10数年前だったので、こういった書式もデータベースで作成でき、簡単に保存、共有できるようになったんだなあと新鮮でした。
自己PR、志望動機欄がありますが、こちらは現時点で書けるもので大丈夫、とのことで、結構適当に仕上げました。
まとめ
今回はリベシティ公式チャット【『転職相談サポート』を受けるために必要なこと4選】をお伝えしました。
依頼のための作成資料が4つあり、作業量としては約9時間かかりますが、今回だけに限らず今後の転職活動や自己分析ツールとして役立つものなので、作っておいて損はありません。
自分を振り返る作業なので、途中で嫌なことを思い出してしんどくなったり、考え込んでしまいがちですが、いったん全部仕上げてからブラッシュアップする方が効率良いので、ある程度適当にスピーディーに仕上げてみましょう。
転職相談の選考に合格され、理想の転職が実現できることを願っています。
かくいう私も道半ば、一緒に頑張りましょう!
コメント